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今回は麻雀のメンツの一種である、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)について解説します。
どちらも同じ牌を3枚揃える刻子というメンツになりますが、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では点数が異なったり、作れる役が違ってきます。
しっかりと覚えておきたい明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の違いについて丁寧に解説していきます。
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- 1 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)とは?
- 2 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)は刻子の作り方の違い
- 3 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では何が違うの
- 4 点数計算時の符が違う
- 5 作れる役が違う
- 6 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)で作れる役の違い
- 7 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)でも作れる役
- 8 暗刻(アンコ)の場合でのみ作れる役
- 9 リーチ
- 10 サンアンコウ (三暗刻)
- 11 スーアンコウ (四暗刻)
- 12 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)はどちらを狙うべきか
- 13 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)で作る難易度が大きく異なる
- 14 作戦や狙う役によってにどちらが良いか違う
- 15 暗刻(アンコ)ばかりにこだわると上がれなくなる
- 16 明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の違いを覚えて麻雀をより楽しもう
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明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)とは?
まず、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)について理解して欲しいのは、どちらも同じ3枚の牌を揃えた刻子(コーツ)であるということです。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の違いは、他人の捨て牌を利用して作ったか、もしくはツモだけでコーツを揃えたかどうかです。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)は刻子の作り方の違い
ポンをして他人の捨て牌を利用して刻子を作った場合、それは明刻(ミンコ)となります。
ポンやチーなどで作ったメンツは、他の人に見えるように公開するので、明るみに出た刻子という意味で明刻(ミンコ)と考えると覚えやすいです。
一方、暗刻(アンコ)は鳴きを入れず、自分の手牌の中だけで完成させた刻子のことを指します。
暗刻(アンコ)の覚え方は、日のあたっていない状態、つまり誰にも公開されていない暗闇の状態で作られた刻子だから、暗刻(アンコ)とすると覚えやすいです。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では何が違うの
ここまで、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の作り方の違いについて解説しました。
ここからは、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では具体的に何が違ってくるのか、また麻雀で勝つためにはどちらが良いのかに焦点をあててご紹介していきます。
点数計算時の符が違う
まず、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では点数計算時に使う符の数が違ってきます。
揃えるのが難しいほど点数が高くなるので、暗刻(アンコ)の方が明刻(ミンコ)よりも符が多くつくようになっています。
符の計算方法について詳しく知りたいという方はこちらの記事をご参考下さい。
作れる役が違う
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では作れる役が異なります。
明刻(ミンコ)で刻子を作る場合、必然的に鳴きが入るため門前で成り立つ役は成立しません。
リーチなどが分かりやすい例です。
暗刻(アンコ)は鳴きが入らないため、リーチが成立します。
また、四暗刻(アンコ)のように暗刻(アンコ)で作られたメンツでないと成り立たない役も存在します。
それでは、もう少し具体的に明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)で作れる役の違いについてご紹介していきます。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)で作れる役の違い
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では成立する役が違ってきます。
ここでは、明刻(ミンコ)でも成立する役と暗刻(アンコ)でしか成立しない役についてみていきます。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)でも作れる役
まずは、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の両方で成立する役についてです。
明刻(ミンコ)で成立する役の場合、暗刻(アンコ)でも成立するので、どちらで刻子を作らなければいけないという風に覚える必要はありません。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)どちらでも作れる役
- タンヤオ
- 自風牌
- 場風牌
- 三元牌
- 三色同刻
- トイトイ
- 小三元
- ホンロートーなど
暗刻(アンコ)の場合でのみ作れる役
重要なのは暗刻(アンコ)でしか成立しない役が存在するということです。
狙っていた役が実は暗刻(アンコ)でしか作れないという場合もあるので、しっかりと覚えておきましょう。
リーチ
リーチは門前のみで作れる役のため、明刻(ミンコ)では成立しない役です。
しかし、鳴きをせずに作った暗刻はリーチが可能です。
サンアンコウ (三暗刻)
三暗刻は3つの暗刻がある状態で揃う役です。
暗刻が3つあれば鳴きでも成立するため、暗刻持ちの際は比較的狙いやすい役になります。
スーアンコウ (四暗刻)
四暗刻は4つの暗刻で成立する役です。
面子が全て暗刻になるので、門前でのみ成立する役となります。
役満なので役の成立難易度は高く、状況によってはトイトイを狙った方が安全です。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)はどちらを狙うべきか
最後に麻雀で勝つために戦略的な視点から明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)のどちらを狙った方が良いのかについて解説します。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)で作る難易度が大きく異なる
前提として、明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)では作る難易度が大きく異なります。
まず単純に、暗刻(アンコ)は自分のツモでしか作れないので1巡の4回のツモのうち、1回しか引けるチャンスがありません。
明刻(ミンコ)はポンで作るれるため、1巡の4回のツモの間に3回のチャンスがあります。
この時点で明刻(ミンコ)の方が暗刻(アンコ)よりも3倍ものチャンスがあることがわかります。
また、明刻(ミンコ)を作れる状況として自分が同じ牌を2枚持っていることになるので、他家が同じ牌で刻子を狙っている可能性は低いとも考えられます。
その結果、明刻(ミンコ)を狙っている牌は他人にとっては捨てる候補になりやすい牌となります。
作戦や狙う役によってにどちらが良いか違う
明刻(ミンコ)か暗刻(アンコ)のどちらが良いかは、配牌や作戦によって異なってきます。
麻雀で勝つには基本的に作戦を絞っていった方が良いので、暗刻(アンコ)を使う役を狙うのか、それとも明刻(ミンコ)をしてもかまわないのか早い段階で決めてしまって選ぶのが良いでしょう。
暗刻(アンコ)ばかりにこだわると上がれなくなる
暗刻(アンコ)の確率は明刻(ミンコ)に比べて作れる確率は3倍以上も違ってくるわけですから、暗刻(アンコ)にこだわると素早く上がれなくなります。
とは言え、点数を高く取らなければいけない場合、早く上がりたい場合など状況は対局ごとによって異なりますので、スピードなのか点数なのかどちらを優先すべきなのかを考えて明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)を使い分けていきましょう。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の違いを覚えて麻雀をより楽しもう
今回は明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の作り方の違いや役の成立、符の点数にも影響が出ることをご紹介しました。
明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)などの違いを覚えると、さらに麻雀が楽しくなるので、是非とも明刻(ミンコ)と暗刻(アンコ)の違いを意識しながら遊んでみて下さい。